■緑内障の種類
房水は、毛様体というところでつくられ、隅角(ぐうかく)
にある排出口から流れ出るという循環を24時間絶えず繰り
返すことによって、正常な眼圧を保っています。この隅角
の異常により、房水が正常に排出されにくくなることで
緑内障が発症するのですが、その原因によって原発緑内障
(原因がはっきりしないもの)、続発緑内障(他の病気に
ひき続いておこるもの)、先天緑内障(生まれつきの隅角
異常)の3種類に大まかに分けられます。
一般的に広く緑内障と呼ばれるのは、原発緑内障の中でも
中高年に多くみられる、開放隅角緑内障です。隅角の房水
排出口にあたる部分が目詰まりして少しずつ流れにくくなり、
徐々に眼圧が上昇していきます。初期にはほとんど自覚症状
がなく、何年もかけてゆっくりと進行していくので、診断が
ついた時にはかなり進行している例が多いのも特徴です。
なお、近年注目が集まっている正常眼圧緑内障もこのタイプ
に分類されます。
一方、閉塞隅角緑内障は体質的に元々狭かった隅角が完全
に閉じてしまう状態です。慢性型と急性型があり、急性型
では急激な眼圧上昇によって、突然の目の激痛や頭痛、
吐き気や嘔吐などの急性緑内障発作と呼ばれる症状が現れ
ます。中には、前兆として軽い頭痛や目の痛み、虹視症
(電灯の周りに虹のような輪が見える症状)などが出る
場合もあるので、そのような場合は早急に眼科を受診
しましょう。
原因がはっきりしない原発緑内障に対して、続発緑内障は、
元々の目の疾患や薬剤の影響などで眼圧上昇が起こるもので、
これも開放型と閉塞型に分類されます。また、生まれつき
隅角に異常があるタイプの先天緑内障は、生後間もなくから
眼圧が高い場合もあり、その影響で眼球が大きくなる「牛眼」
と呼ばれる状態を呈することもあります。
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